雑文

2010/10/31 日曜日

Filed under: 雑文 — 会員 @ 21:18:48
…詩

今… 京都に来ています
ひとり旅です…
なァ~んて言ったら カッコいいんですが
だぶってしまったんです。2時間も…
時間が出来ると すぐ あなたに逢いたくなり
デンワ…掛けたくなったのですが…でも
あんまりムリを言って あなたのお仕事に…
重荷に なりたくないから…

ひとり 車を走らせています

上賀茂神社に 着きました
とっても 風が冷たくて…気持いいです

芝生では 少年たちがギターをならしています
さすが神社の中は 静かです
若いアベックが ちらほら…
そばにあなたがいれば…

子供たちが テニスをしています
白いボールを目で追いながら
あなたのこと…考えています
横を向いたら…あなたがいそうで
そっと手を取ってくれそうで…
そんな気がして手を伸ばしてみました

学校帰りの子供たちが 車のそばを通ります
男の子が5~6人 女の子が2人 小さな方の
少し太めの女の子が 男の子を追いかけています
ソロバンを振り上げ…足で蹴りながら…
思わず笑ってしまいました。
昔を思い出したんです
あの子 大きくなったら どんな恋をするのかしら

今、あなたと同じチャンネルでラジオを聞いています
京都で聞いています
何か一つ…同じだと 安心なんです

2007/11/24 土曜日

Filed under: 雑文 — 会員 @ 0:48:45
別れ…

あなたと 私… ふたりで 一つの ラブストーリー

ハーレクインの世界じゃないけれど、

世界でたったひとつの物語

迷いあり 嫉妬?あり 小さないざこざ いっぱい

そして  小さな誤解  

小さな別れ…繰り返し…… 

白紙のノートに書きつづる ふたりの物語……。

心のしおり…はさんで 少しストップ……。

それが 最初の別れ、 小さな誤解が……

 でも でも  大きな間違いだった

もう 二度と あなたを 私のものに…

出来なくなってしまった別れ…… 

ノートにはさんだ しおりの紐がちらついて 

 又 開けてみたの……

白いノートは 新しい行で 埋まっていくけれど

取り返すことが出来ない 何か…

そう  あの時と同じ ふたりだけれど…

あの時……私が決心すれば…

それでこの物語は ハッピーエンド…

だった……

でも 今は違う 

私の決心では ハッピーエントには ならない

2007/11/18 日曜日

Filed under: 雑文 — 会員 @ 12:35:07
「僕はダティー」

皆さん
ダティーってどうゆうことか知っていますか
僕はノラ猫だから、ほんとは名前がないはずだけど、
夜、そっとエサをくれるおばさんがつけてくれたんです。

その日もおなかをすかして、暗い公園のくずかごをのぞいていたら
「ダティー ダティー」という女の人の声が聞こえました。
「ダティーって誰かしら ? 犬かしらん、それともどこかの猫かな」と、
まわりを みまわしても誰もいません
「いいや、僕には関係ない」 と思ったら、
「ダティーってあんたのことよ」と、そばにおばさんが立っていました。

人間にいじめられたことしかない僕は、
びっくりしてくずかごの中に飛び込みました
「出ておいで、ごはんをあげるから」と、おばさんは言います
「ウソッ!!だまされるもんか」 僕は、紙袋や新聞紙、ゴミの中で息をひそめていました
「ここに置いておくよ、後でおあがり」と言っておばさんは行ってしまいました。
そうやっておばさんは、夜がふけると時々来てくれるようになりました。

最初、僕は警戒して、すぐにエサを食べなかったけど、
おばさんがじっと待っていてくれるので、
少しずつ、少しずつ、そばに寄っていくようにしました。

「ダティー、もっとこっちにおいで」と、おばさんが言いました。
エサは食べたいのだけど、手からもらうほどの勇気はありません
その夜のごはんは、煮干しでした。
僕はくわえてさっと逃げ、食べては近寄って……を、くりかえすのを、
おばさんが何が面白いのか じっと見ていてくれました。

「ダティー、おいしい ? 」 と聞かれて、僕は思わず 「ニャー」と、言ってしまったんです。
「あら、ダティー、初めて返事をしてくれたのね さぁ、握手をしよう」 と、
おばさんが手を差し出しました。

僕は、握手なんて どうしてするのか知りません。
なんだかわからないけれど、おばさんの手に思いきり爪をたててみました。
「痛い!!」 と大きな声を出して、おばさんは、僕を打とうとしました。

僕はびっくりして飛びのきました。おばさんは、打とうとした手を自分で押さえ、
そうして言いました。
「かわいそうなダティー、あんたは握手なんてしたことないもんね」
しみじみとしたその声に、僕は悲しくなってどうしていいかわからず、
しっぽをぴんと伸ばして ピリピリふるわせるばかりでした。
猫は 緊張した時、そうするもんなんです。

ある日、突然、
「ダティーって どういうことかわかる ? 」と、おばさんが聞きました。
(猫がわかるはずないじゃないか!) ちょっとふくれた僕の顔を のぞきながら、
「汚いってことよ」 そういって、おばさんはクスクス笑いました。
(失礼な!!) 僕は、カンカンに、怒りました。

でも、やっぱり気になって、秘密のねぐらに もぐり込んでそのことばかり考えました
(僕はそんなに汚いんだろうか、そういえば 猫の仲間は、誰も相手にしてくれないし、
夜、そっと公園にエサを持ってくる人間たちも、僕が近づくと そっぽをむいててしまう。
そうか、僕はそんなに汚いのか) なんだか悲しくなって、
からだを小さく 小さく丸めて眠りました。

あくる日、公園の噴水をのぞいてみると、
やせこけた毛並みの悪い、目のしょぼしょぼした猫が、映っているではありませんか。
(本当だ、本当にダティーだ) 僕は、深く深くため息をつきました。
その夜は雨でした。それでも、おばさんは、傘をさして来てくれました。

ゆううつな僕は、(いくら呼ばれたって行くもんか……。)
そう思うとしたのに、お腹の虫が いうことをききません。

だって、雨の公園には子供たちの食べ残しは何もないのですから。
朝から空っぽのお腹はキュウキュウと、鳴きました。
キャットフードの袋を置いておばさんはだまって行ってしまいました。

(僕が怒ってんのが、どうしてわかるんだろう……)
ビニール袋をかみちぎり、フードをがつがつ食べながら不思議に思いました。
お腹がふくれると、僕のきげんも、だんだん直って
(いいや、ダティーだって) と 思うようになりました。
(おばさんがかわいがってくれるもん!)

それから 何日も何日もたったある日、
公園のベンチで昼寝をしている僕に、なにか変わったにおいがしました。
鼻をひくひくさせながら、薄目をあけてみると、
足の方に 女の子がいるではありませんか 僕が跳ね起きたのに、
その子はちょっと後ずさりしただけでした。

どう見ても美人じゃないけれど おとなしそうな猫です。
(ヘェーなんだって僕なんかのそばに……) 経験のない僕はドキドキしながら、
その子のしっぽの匂いをかぎました。 挨拶のつもりです。
その子は逃げませんでした。 そうして僕たちは 友達になったのです。

その夜も また次の夜も どうしたことかおばさんは来ませんでした。
僕の彼女を見せようと思っているのに。
リュックを背負って、重そうな靴をはいたおばさんが、出かけていくと
2、3 日は来てくれないので、今度もそれだな、と 思いました。
僕たち 二匹は ゴミ袋をあさって貧しいごはんで 我慢しました。
おばさんが来てくれました。

「ダティー」と 呼びかけて、「あれッ!!」 と びっくりしています。
闇の中を こっちを見透かすようにして見ています。
僕たちはそろって トコトコと おばさんのそばにいきました。
「ダティー 女の子が出来たの 」なんだか風邪をひいたような声でそう言ってから
鼻をクシュクシュ させました。それは暖かい夕方でした。

春はもう そこまで来ています。えっ どうしてわかるかって ?
猫は季節にとても敏感なんですよ また時間だってきちんと守ります。

うすみどりに 伸びた猫草をかんでいたら、オババ猫がゆったりと近づいて来ました。
今まで 僕のことなんか完全に無視していたのに…なんだろう ?
それでも僕は ゛敬意゛のため 座り直しました。
「集会にお入り 」 と オババは言いました。
「えッ あの夜中の集まりに ? なんで僕が ? 」と 聞く間もなく
「みんなで決めた!! 」と一言だけ言って、行ってしまいました。

猫には猫だけの ルールがあって それを真夜中に決めるのです。あぶれ猫の僕は
そんなルールなんか無視して生きていたのですが……。
初めて出席する僕のために彼女は、全身をなめて毛づくろいをしてくれました。
どの場所に何時に行ったら、どんな人間がエサを持って来てくれるのか、
集会に出て初めて知りました。

その人間の中におばさんも入っていたので、 僕はいささか 得意でした。
その時はじめて人間の家には、 ゛ドロボー゛ というのが 入って悪いことをするのだ。と
教えられました。 猫も人の家にだまって入って何かを食べたりすると、
゛ドロボー猫゛といって 人間に嫌われるから 一匹一匹が気をつけよう。 と
いうことで 集会は終わりました。

帰り道、一緒に帰ったドラ猫が
「ずっと前、おまえのおばさんちにも ドロボーが 入ったんだぜ 」と言います。
僕はびっくりして
「えッ どんな ドロボー?  」と聞くと
「そんなこと知るもんか。でも、゛ケイサツカン゛ってうわさだぜ」と 言いながら、
通りに並んでいる鉢にオシッコをかけました。
「ケイサツカンって、公園の暗いとこなんか 見回っている、自転車のおっさんのことだろ ? 」
「そういうことよ」 「でも変じゃないか、見回るおっさんがなんでドロボーになるんだ ? 」
「そこが 人間よ、猫は猫しかやらないんだけれど 人間はいろんな事をやるもんよ」
「ヘェー!!」と 言ったものの僕は、いよいよわからなくなりました。

僕はこの頃、宿替えをしょうと じっと考えています。
今までの 秘密のねぐらは、ジメジメして汚いし、彼女をお嫁にした時には狭すぎるのです。

で、いろいろ探しはじめたのですが、よい場所は強い猫たちに占領されているし、
新しい場所に入るためには、血みどろの戦いをしないと 入れてもらえません。
それで、僕は決心して、ある場所のロートル猫を、追い出すことにしました。
そいつは元のボスで、洋猫半分、和猫半分のムクムクグレイのすごくでかいヤツです。

でも この頃は、昔のすごさもなくなって眠ってばかりいるのを知っていたので、
運がよければこのボスを負かせて、居場所をぶんどれるかも知れない、と思ったのです。
動物の世界では、年をとって力のなくなった時は、若い者に追い出されても、
しかたがない掟なのです。

あまりケンカをしたことのない僕は、作戦をあれやこれやと考えて、
わざと月の明るい夜をえらびました。

みんなみんな寝静まった真夜中、僕は堂々と大猫に近づいて、真正面からケンカをいどみました。

大猫は薄目をあけて 「どこのホームレス猫か」 とバカにして、又眠ろうとしたところを、
全身を低くして大猫のノドをめがけて飛び込みました。

「こいつ本気だな」 とさとった大猫は、眼もくらむようなすさまじさで、
僕の下半身をねらってきました。

弱い猫は首から下をやられるものです。

僕はそれがわかっていたので、体をひねり、大猫のノド一本やり!!振り回され、転がされ、
噛みつかれ、はねとばされても僕は逃げませんでした。
僕の片方の耳が食いちぎられた時、大猫の力がつきました。

トリの羽のようにグレイの毛が飛び散る中を大猫は、どこかに消えてゆきました。

かくれかけた月がフワフワの毛を銀色に照らしていました。

新しいねぐらは、おばさんの家の前の大きな車庫の屋根裏だったのです。
精も、根もつきはてて、それと耳の痛さに気も遠くなりながら、
僕はやっと塀の上にあがりました。

そして、夜のあけるのを、じっと待ちました。新聞を取り、
牛乳瓶を出してふっとこちらを見上げましたが、
僕のことには全然気がつきませんでした。

おばさんの顔を見たとたんに僕の気がゆるんで、
僕は塀からずり落ちて、そのまま死んだように眠ってしまったのです。
僕は今でも公園にエサを食べに行っています。

おばさんは、僕が家の前の車庫の屋根裏に住んでいるなんて全然知らないし、
僕も言う気はありません。僕はだまって 塀の上からおばさんの家を見張っているのです。

なにせ、おばさんは毎日よく出かける人ですから。
おばさんの家の門の前に、人が立ち止まるたびに、僕はみがまえるので、
最初はヘトヘトに疲れてしまいました。
だって、ドロボーが、どんなスタイルで来るのか、僕は全然わからないもの。

落ちこぼれ猫の僕が命がけで欲しかった場所は、じつはおばさんの家をみるためだったんです。

「どうしたの ダティー どうしてそんなひどいケンカをしたの?
よけいみっともなくなってしまって……」 何も知らないおばさんは、
眉をしかめて、僕を見つめました。

僕はダティー。それも片耳の。

でも皆さん。僕はそれでよいのです。

孝子

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